夢の中で見た君。

「お前、慣れてねーからなぁ。」

「あ、あんなの慣れるわけない!」

苦しくて

心臓がバクバク言ってる。

なんでこんなに、胸が苦しいんだろう・・・?



「おいおい、何俯いてんだよ。」

「胸が苦しいの。」

「はぁ?」

劉は、わけわからん

と言う顔になった。

なんかね、

きゅって痛いの。

あたしが、ふつーになりたいと願うときに

よく似てた。

「お前、ドキドキしすぎ。」

「・・・うっさい。」

あたしの近くに来た劉は、あたしの肩に手を置いて

「大丈夫だって。」

と、あたしの肩を叩いた。

優しく優しく

まるで子どもをなだめるように。

劉はこんなにも、あたしに優しい。


なのに、あたしの心臓の音は

うるさくなるばかりだった。