六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉【完】



「……どういう意味だ?」


瑛さんが聞く。

どうやら本気で外国文化には疎いらしい。


「あんなあ、SEX CANNONS、『性の大砲』やろ、

やからすなわち──」


「おおおおおオーランドさん!!

女の子いる!!

二人いるから!!」


「あ、ゴメン」


太一の制止が慌てすぎていて、余計に恥ずかしくなってしまった。


清良は笑いをこらえている。(コラ!)


瑛さんだけはキョトン顔。


留衣さんが、

「昔のバンドの名前を借りただけだから、あまり深い意味はないらしいよ」

と、優しく教えていた。


「聞いた事ない」


「そうやろうな。

何せ新しい勢力やし、犯行声明みたいな事はせえへんからな」


オーリィはあっさりと答えた。


「で、その……」


「略してSCSでええで♪」


「SCSの一員が、何で……」


「だってまりあ、有名なんやもん」