冷たいように感じていたその手や胸は、意外に温かくて。


『わかってる』


そう言われた事に、安心して。


あたしはそのまま、また眠りに落ちた。


あたしは【夢見姫】なんかじゃない……。


あたしは、あたしなんだ……。