「あれっ?」 学校に行こうと三人で玄関に向かうと。 意外な光景があった。 瑛さんが、太一と同じ制服を着ていたのだ。 「瑛さん、もしかして学校行くんすか?」 太一の質問に、瑛さんはうなずく。 「……依頼主の命令だから、しょうがない」 あぁ、やっぱり……。 「まあその方が監視しやすいからな」 瑛さんは諦め気味に言った。 そんなこんなで、あたし達は4人そろって玄関を出た。