一緒に酒を飲んだり、一週間の出来事を話したりして、後は寝るだけだ。


「明日の予定は?」

「ソータにマシンを見せてやる事になってる。他は特にないが、王宮内の見学くらいかな」

「そうね。街に出るのは明後日の方がいいわね。あの子、遺跡を見たがってたから」

「じゃあ、地下のも見せてやるか」


 そう言った後ロイドは、おもむろにメガネを外してテーブルに置くと、結衣を抱きしめた。


「明日の予定より、オレには今夜これからの予定の方が重要だ」
「ちょっと、待って」


 抵抗する結衣を、ロイドはソファの上に押し倒す。


「待てない。二人でいられる貴重な時間は有効に使わないとな。まずは、お預け分を取り返して、後は、そのニセ胸を取っ払ってやる」