ホワイトウルフ



「白狼、おいでっ。  ここフカフカしてるから気持ちいいよ!」


私がそう言うと、白狼はベッドの上に乗って、私が寝れるスペースをちゃんと作って縦に寝た。


「ゆっくり寝てね・・・。すごく疲れてるでしょ?   もう何年もあんな危ない人たちに追いかけられ続けてるんでしょ?


実はね・・・、今の私もそんな状況なんだ・・・。」


白狼が首だけを起こした。