ホワイトウルフ




私はその石を白狼の前に差し出した。


「この石は・・・まだ白狼が持っていて・・・。」


白狼はすごく驚いているように見えた。


「本当はお願いしたいんだ・・・私の大親友だった飛鳥を生き返らせて欲しいって・・・。


もし本当に願いが叶うなら、また飛鳥と一緒に暮したいって・・・。


でもね・・・。」


私は座って私を見ている白狼に抱きついた。