口の中に手を入れて石を取り出すと、それは白く透き通ったきれいな石があった。 (これが・・・願いの石・・・?) 「これに、飛鳥が生き返りますようにってお願いしたら・・・生き返る・・・?」 私はしばらく考えていた。 白狼は私にその石が取られるのが分かっていたかのように、何もしてこなかった。 「でも・・・。」