(ある意味、純子お姉ちゃんにはとても悪いけど、いなくて良かったかも・・・。 もし家の中に純子お姉ちゃんがいたらすっごく騒いだんだろうな。) 白狼は私の前に出て、家の中を見渡していた。 (やっぱりなにか、警戒しているのかな・・・?) しばらくして、白狼は安全を確認したのか私の方に振り返った。 私はその時、さっきからずっと右側にいたせいか、白狼の左側をはじめて見た。 「!?」