ホワイトウルフ







―――――バンッ!


3回目の発砲の音が私の真上からした。


そして上を見上げた瞬間


何かが上から落ちてきた。


「えっ!?  えぇっ!?」


私は急いで避けると、そこに落ちたのは大きな狼、『白狼』だった。


「ちっ、下に落ちたか。  行くぞっ!」


そんな声が上から聞こえ、入り口の方へ行った。