私は周りに誰もいない事を確認しながら弥生山に近付いた。 ――――――バンッ! 2回目の発砲の音がした。 弥生山の入り口の反対側からだった。 私はすぐに反対側へ行ったものの、何も出来ないままそこに立っていた。 その時だった。