ホワイトウルフ



「・・・そうですか・・・。」


『今はこの子を警察で保護しておくよ。またなんかあったら電話をかけてね?』


「・・・はい・・・。」


電話を切った後、私は大きなため息を付いた。


(後何回、こんな目にあわなきゃいけないんだろう・・・。)


ほぼ他人の家で一人ぼっちな私は、とても心細かった。