反対側まで来ると、今は昼間のため外に出ている人たちが多かった。


そして私の状況を見るとみんな慌てだしていた。


「だっ誰かっっ!  助けてっくださっ・・・!」


私は息を切らして助けを求めた。


男に人たちが来てくれたけれど、手を思いっきり払いのけてしまい追いかけてくるスピードには何一つ変わっていなかった。