サクッサクッ・・・



後ろから草を踏む音が聞こえた。


そしてその足音はこっちに向かってくる。


振り返ってみると、そこにいたのはとても見覚えのある顔。


「・・・莉緒・・・?」


石田莉緒。


学校でよく一緒にいた友達だ。


(でも莉緒の家はここから遠いはず・・・。   なんでここに・・・?)