「大丈夫・・・?」


「えっ?   大丈夫・・・だけど・・・。  ・・・!?」


純子お姉ちゃんが自分の右手近くに落ちている包丁に気付いた。


「もしかして私・・・奈緒ちゃんを殺そうとしてたの・・・?」


「ねぇ純子お姉ちゃん、寝る前、何かなかった?」


「寝る前・・・、あっ、   寝ようとしたらなぜか枕元に石が落ちてて、


触れた瞬間、気が遠くなっちゃって・・・。」


「・・・そっか・・・。」