翌日 私は昨日遠吠えが聞こえた方向に向かって歩いていた。 弥生山の横を過ぎようとしたとき、私はある物を見つけた。 「これは・・・血・・・!?」 地面に染み付いた、赤色の跡。 それがほぼ一直線に点々と続いていた。 片方は弥生山の道の入り口に向かっていた。 「この血は、一体どこから?」 私はもう片方の血の跡に沿って歩いた。