「これを見て!」 「ん?」 そこに写っていたのは白くて大きな狼が口を大きく開けて威嚇している写真だった。 「これがその、白狼?」 「そうなの、それでここをよく見て。」 純子お姉ちゃんが指したのは口の中。 「あ・・・。」 その口の中に2つの石が入っているのが見えた。 「これがその、『呪いの石』と『願いの石』?」 「そうなの。」 「でもこれ合成とかなんじゃ・・・」