「あっ!奈緒! やっと起きたんだ!」
この人は水城飛鳥<ミズキアスカ>
飛鳥は小さい頃に両親を事故で亡くして私の家に来た。
だからもう何年も一緒に生きてきた大親友であり、私たち家族の一員でもある。
「飛鳥ー、起きてるなら起こしてよー。」
「いやーなんかすごく気持ち良さそうに寝てたから声掛けにくくてさ・・・
それにしてもよく寝てたねー! 疲れてたの?」
「え? 今何時?」
「11時30分」
・・・。
「うっそーーーーー!!! もうそんな時間なの!?」
「うん!」
「あと30分でお昼ご飯だし・・・。」
「あー奈緒、お昼ご飯はあるけど、夜のカレーの材料買い忘れたって言ってたからたぶんおつかい頼まれると思うよ?」
「えーーーーーー!! めんどくさーぃ・・・。」