「離してよっ!!」 「だから、無駄なのよ・・・。」 「なにが!?」 「その犯人は、今日の朝牢屋の中で自殺してたって・・・。」 「!?」 私はその場で泣き崩れた。 「なんなのよ・・・なんなのよぉぉぉぉおおお!!」 私は指を骨折しそうなぐらいの強さで、拳を床に打ち続けていた。 「なんで!? なんで!? なんでよ!?」 「奈緒ちゃん・・・。」 気付けば純子お姉ちゃんも涙をボロボロ流しながら怒り狂った私の背中を撫でていた。