その翌日の朝
私は家が全焼したため、純子お姉ちゃんの家に泊めてもらうことにした。
私は頭の中真っ白の状態で、純子お姉ちゃんの使っていない空き部屋の中で一晩ずっと起きていた。
時計の針は11時30分。
昨日私が起きた時間を指していた。
「奈緒ちゃん? 起きてる?」
部屋のドアの向こうから純子お姉ちゃんの声がした。
「あ、うん。」
「中、入ってもいいかな?」
「うん。」
純子お姉ちゃんは部屋のドアをそっと開けて、私の前に座った。
「実は今、昨日の事について警察の人が来たんだ・・・。」
「うん・・・。」
「それで、とっても言いにくいことなんだけどさ・・・。」
「うん・・・。」
