「奈緒・・・?」
かすかにお母さんの声がした。
「お母さん!? どこにいるの!?」
私は声の方向に行くと、ひどい火傷を負ったお母さんが倒れていた。
「お母さん!? 大丈夫!?」
「奈緒・・・? どうしてこんな所に・・・?」
「そんなことは良いからとりあえず外に出よ!?」
私はお母さんの体を支えながら火をよけながら外に出た。
外には消防車が来ていて、家に水を掛けて火を消していた。
フラフラだった私たちは消防車の人に助けられた。
「良かった、町の人に女の子が一人で家に入って行ったって聞いたから心配してたんだ。 安心したよ。」
若い消防車の人にそう言われた。
私もお母さんが生きてて安心していた。
