友達≧彼女!?

「それと、もうひとつ。赤くなろうが、汗ばんでいようが構わないから、手とか繋ぎたい。直樹ともっとくっつきたい。」




『…2人きりの時だけでもいい!?』



「…やだ。学校でも普通に話したりしたいもん。手繋いで登下校だってしたい。」



『マジかよ…真っ赤だぞ?俺、すげ―真っ赤だと思うぞ?』


「他人にどう思われようと関係ない。でしょ?」


『わかったよっ!』



私は思い切り直樹に抱き着いた。



『〜っ!紗英…ごめ…ちょっとだけ離れて?』



「は?何で!?今さっきわかったって言ってくれたばかりなのに!?」



『いいからっ!』



肩をぐいっと後ろへ押されて無理矢理引き剥がされる。私は、話が違う!と抗議の意味を込めてムッとしながら、直樹を見上げた。



ちゅっと小さな音がした。



一瞬だったけど、唇に触れた確かな感触。


「!?」



今のって…




キス!!?




唇を押さえながら直樹を見つめる。



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