保健の先生が戻って来たのはそのすぐ後だった。



まだ顔色が悪かった私はそのままベッドで休むよう言われ、加藤君は先に教室へ戻った。



枕元に置いてある教科書を眺める。



忘れよう。新しい教科書も貰える事になったんだし、こんなの忘れればどうって事ないよ。



そしてそのままお昼までぐっすりと寝てしまった。







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