盗撮屋とS彼氏。



…………

「…………ん?」


私はふと目が覚めた。

もう一度寝ようと試みたが、何か違和感がよぎる。


……学校から家に帰る途中奈乃とご飯食べて、帰ってテレビみて、だらだらして寝て…………………


あっ!!!!!!!


写真!!!!!


すっかり忘れていた。


今気づいて良かったー。







………あ。















カメラ。


学校にある…………。







……………もう最悪。


仕方ない。とりにいくか。



いつもの癖で、学校に置いてきてしまったようだ。

現像など、家にカメラを持って帰る用事がなければ学校のとあるロッカーに隠しているのだ。

その方が、家に持って帰るより数段安全だからだ。


「あーもう私のバカ…!」

独り言を呟きながら出掛ける支度をする。


一階に降りるとお母さんがまだおきていた。

「おかーさーんちょっと学校にわすれものとりにいってくるー」


私は玄関から靴を履きながら大声で一応報告。


「こんな時間にー?」


同じくお母さんもリビングから大声で返事。

「うんー。どうしても今日とりにいかないとだめなのー」


玄関にかかっている時計を見ると、2時をちょうど過ぎた頃だった。


「そーなの?じゃあ気をつけてねー」


「はーい。いってきまーす」


「いってらっしゃーい」