快晴、とは言い難い空の色




徹夜3日目ともなると正直天気とかどうでもいい。いやホントマジで。




相楽 陽平(26)




俺は一課の刑事である。ちなみに今は張り込み中だ。




「よーし、アイツが出た所を押さえるからな。わかってんのか相楽」



「わかってます。」




この人は俺の上司で、それなりに一課でも頼られている東(アズマ)さんだ。




張り込んでいるアパートの前




実はこのアパートに住んでいる住人が、今回の事件に関係のある人だ。




ーカチャ‥




「出たっ」




その男の前に出て行く。




東さんが警察手帳を見せれば、みるみるうちに青くなる男の顔




が、振り返って




「あ、逃げた!」



「追うぞ!」




2人で男を追う。




「くそっ…」




悪態を吐く男




の腕を掴んだ俺はその腕を捻る。