しかし――
当然、立ち読みする人は週刊誌コーナーにしかいないし、そもそも売れている様子もない。
わざわざ、コンビニで売る必要があるのだろうか…
そもそも、発表程売れていないのではないかと思う。
「温めますか?」
店員の声に、ハッとして我に返る…
「あ、はい」
2分程温まるまで待ち、弁当の入ったビニール袋を受け取るとコンビニを出た。
街灯が照らし出す濃いグレーの歩道を歩きながら、また同じ事を考える。
なぜ最近、あんなに極端にアクセス数が減っているんだろう?
「はあ…」
毎日、気が重い。
新規でケータイ小説サイトがオープンし、当初はアクセス数が減るどころか、逆に登録者が増えていた。
やはり、あのミーティングの…
いや、それよりもあっちの噂の方が原因かも知れない。
コンビニ前の歩道を真っ直ぐに歩いて行くと、5分程で自宅のマンションに辿り着く。
そして、その白い外壁のマンションのエントランスに入ると、オートロックを開けた…
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