真希にそのことを教えようと振り返ると 不自然にぼうっとした表情で 先輩のほうを見つめていた。 …真希、そんな顔も可愛いよー。 だよね、そーだよね、 琴理先輩、綺麗だもんね。 そりゃ誰でも見惚れちゃうよね…。 日向に聞こうとしたが 周りの騒音に負ける予測がついたので断念。 日向も真希と同じように 先輩たちのほうを見ているので、 私も再びそっちを向いた。 琴理先輩はまだ手を振り続け、 相変わらずもう一人は黒い。