日向の声が聞こえないくらいの叫び声。
耳が痛い。
そんな声出せんなら
もっと緊急の時にとっとけっつーの!
「……何これ??」
「……れ、」
「はぁ??聞こえないんですけど!!」
周りがうるさすぎて
日向の言ってる事が分からない。
あまりの腹立たしさに大声で怒鳴ると、
日向の口元が大きく動いた。
それとともに指で何かを示している。
『あっち』
言われたように指さす方を見てみると
騒がしい女子どもがみんなステージのほうを見ているのが分かった。
同じように目を向けると、
誰かがマイクを持って立っている。


