トントン…、



「僕たちの事、忘れてない?」




はっ!?


なんという不覚!

すっかり存在を忘れてしまっていた。



肩を優しく叩かれて我に返ると


ふり向いたその先で美形さんと黒髪がにっこりと笑って待っていた。







「す、すみませんでしたぁぁーっ!!」




美形さんのスマイルは

それはもう申し訳ないくらいにキラキラしてるんだけどね、




その後ろの人の笑みが

とてつもなく黒い。黒い。



怖い…!!!