なんか逆ギレしてるよこの人。


多分自分では気づいてないよなぁ…。





面倒な人だなぁ…。









「で、お名前は?」




やっと琴理さんが普通の会話に戻してくれた。


あまり聞かれたくないことだけども。






「朝桐 架恋です。すみません、なんか気絶してたみたいで…」



「俺が助けたんだぜ!」



「は?あんたのおかげで死にそうになったんでしょ!?」



「へ…??」