白昼夢



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「…あいつ、戻ってきませんねぇ。」





窓際から外を眺めながら
日向が誰にともなく呟いた。


読書をしていた若崎 琴理が顔をあげる。





「うん…、ねぇ宙。なんかおかしくない?」



「はぁ?どーせ仕事終わらなくてこれねーんだろ」



「それにしても遅いっすよねぇ」



「…ちょっと俺、探してくる」




琴理が立ちあがってドアに向かった。




「おい!」



「宙はそこで座ってれば?」



「……っ、」



「どーせ、心配してんのに
動けないだけなんでしょ??」



「ちょ、先輩」



「なんだと……?」



「とにかく、俺と日向は探してくる」



「へ?」



「………」



「…え、ちょ…お…、、、」