「たーいしっ!よっ!」 校門に入ろうとした俺に話しかけてきたのは宮内陽太。 中学からの友人だ。 「お前、朝から元気だな」 笑いながら挨拶を返す。 「あったり前じゃん!だって今日から高校生だぜ?!俺、ぜってー彼女作るから!」 ヘヘヘッと笑う陽太。 男の俺から見ても可愛いと思う。 可愛い系が好きな人となら付き合えるだろうな。 俺はそんなことを考えながら校門をくぐった。