鬼の花嫁








そんな私をなにやら考えるように

じーっと見つめる風神さん。





「…先程までのお前とは別人のようだな」

「へ?」




その言葉に、顔を上げる。



どういう意味かさっぱりわからない。




あ…そういえば、

数時間前の記憶も……ない?





「自分から口づけを求めるとはなぁ?」

「なぁっ……!」





一気に熱を持つ頬


きっと顔はゆでたこの様に真っ赤。





「酒が弱い上に、酔うと積極的になる」

「うっ…嘘だ!」

「鬼は嘘をつかん」






し、信じたくないー!!



私が好きでもない変態鬼にキスを強請ると?

違う、違うもん!

そんな痴女じゃないもん!



誰かあああ嘘だといってええええ!




一人でぎゃーぎゃーと騒ぐ私に

クスリと笑う風神さん