鬼の花嫁








帰り道を足早に歩いていると、

一人の着物姿の男の人……




サラリと風に揺れる綺麗な黒髪に、

腕を組んで立つ彼は紛れもなく風神さん





「風神さん!お待たせしました」

「今来たばかりだ。帰るぞ」

「はい」





行きと同じく真っ暗の中を落ちて行く




「きゃあぁぁぁあ!!」




またも大絶叫しながら。





「……………。」




風神さんの温もりを感じ、

落ちて行く真っ暗な空間が…終わる。