「ああ、それとそこのお前」




ぎゅうっと腕に力を込め、

先生の方を向く風神さん




「我が妻は連れて帰らせてもらう。
 ああ、それと…
 妻を名で呼ぶのは今後やめてもらおう」





不敵な笑みを見せて、

歩き出す風神さん。




固まる先生。






「え、ちょ…帰っちゃうの?」

「なにか都合が悪いのか?」





都合って…

まぁ帰った方が都合がいいですけど





ま、いっか…



学校好きじゃないし。






……変な噂、立っていませんよーに!