鬼の花嫁






が、まぁ……

重いだろうと全身に力を込める。



すると、それに気付いたのだろう、

風神さんが歩みを止めた。




「…別にそんなことをしても変わらん。
 力を抜いておけ」

「だ、だって…」

「抜けと言っているんだ。お前なんて軽すぎるくらいだ。楽にしておけ」




………ずるい。



意地悪だと思ったら優しい

不器用な、優しさ。



軽いだなんて……


ちなみに、私はモデル並みの

細さでもなんでもありません。





「ああ、気付いていたか?」

「え?」




不意にそんな事を言われ

小首をかしげる。





「首筋の所の印」





印………まさか!



バッと手で首を隠す。