「えっと…で、なんで……」
「あ…足を捻らせちゃって…だからここまで連れてきてくれて……すみません…ほんと、ごめんなさい。でも彼は部外者です。さっきのは嘘です。信じないで。お願いします。私は知り合ったばかりの男と結婚するような痴女でも、遺産目当てで結婚するような姑息な女でも、イケメンとの結婚を夢見る乙女でもございません。ちゃんと働いて堅実な人と普通の平凡な暮らしを望む、邪な心などない至って純潔純粋な少女です。だから」
「あ、じゃあ…とりあえず
保健室に行ってもらえますか?」
私の言い訳などまったく聞いてもらえず、
半ば強引に職員室から出ていかされる。
丁度、休み時間だからか
生徒がたくさんいる。
…そのみんなが彼を見ていた


