鬼の花嫁







息をしようと少し口を開けた途端、

風神さんの生温かい舌が入ってきた。





「んん…!!っ…や…」





逃げようとするが

あっけなく捕まり絡められる。




「あ…ふぅっ…んっ」




(ぎゃぁああ!!
これ私の声ぇぇええ!!?)




自分の声に青ざめた驚きを見せながらも

だんだん力が抜けてきて、

ガクン…!と腰の力が完全に抜け、

崩れてしまった。





そこをぎゅ…っと抱きしめ

私を支える風神さん。





「っ…はぁ、はぁ…」

「初めてか?」





真っ赤な顔をして

息を整えるあたしを見て、

満足気な笑みを浮かべる。





「な…風か…っぜぇっはぁ…」





風神さんを見ると、あれほど

長い時間キスしていたにも関わらず

息一つ上がってない。





………なに、この差……