「風神さん!!」

「旦那様!」




ワァっとみんなの声が上がる




それは喜びと、

無事だという安心でのもの




「桜、風神さん…」



涼さんがこちらに近づいてくる



「涼さん、手当お願いします」





流れ出る血を見て、

涼さんは屋敷の人達に指示をし、

部屋の一室に風神さんを寝かせる