鬼の花嫁









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日が落ち、月が昇った夜の事




私と風神さんは

廊下に座りボーっと月を眺めていた。




「風神さん、冷えますからどうぞ」




そっと羽織を肩にかけ、

くっつくように彼の隣に座る




ちらりと風神さんに目をやって、

小さく問いかける。




「…寒くないですか?」

「寒い」




するといきなり手が肩に回され、

そのまま引き寄せられる。




「…………!」





私の体は

風神さんにぴったりくっついていた。