鬼の花嫁









良助くんの提案により、お粥を作って

風神さんの部屋へ持って行く。





「風神さん、お粥持ってきました」





そう言って部屋に入ると、

少し驚いた表情の彼。




横にお膳を置いて、机を動かして……

ふと見たとき、起き上がろうとする

風神さんを慌てて支える。




「だ、大丈夫ですか?」

「……お前はそれ程までに
 俺が貧弱だと思っているのか?」




少し溜息を吐き、そんな事を言う。

ちょっぴりムッとしながら。





「そ…だって刀が刺さったんですよ?
 心配に決まってます!」

「秘伝の薬があるし、お前の血も飲んだ。
 それに、俺は他の鬼より回復するのが早い」