鬼の花嫁






風神さんの血飛沫を浴びる姿に

目が釘付けになりながら、

私は一歩…また一歩と震える足で後ずさる。





その時だった。




「ふ…甘いわ、風神」




無捏灯さんが一瞬の内に

私の目の前に現れたのだ。




ニヤリと笑う無捏灯さん。

振りかざされた刀……





「え……」







本当に一瞬の事……





服や手を見ると

全てが真っ赤に染まっていて……



ベトリ…と頬に付着する血。





「…………?」







なに………が……?