鬼の花嫁






敵の素早さや

太刀打ちなんてもろともせず、

一気に敵を斬っていく風神さん。




子供を相手にしているかのように、

風神さんは余裕の笑みを浮かべていて


糸も簡単に狐の体に赤い花を咲かせていく。




数をもろともしない風神さんの強さに

私はただ唖然とする。


まるでその場は地獄絵図だ。





「…………。」





…だって……こんなの……


まるで本当に……鬼みたい………





ジリ…っと数歩後退し、

思わず口元を手で覆う。




その光景は

私には刺激が強すぎて……



血が流れ、真っ赤に染まっていく地面

切り落とされた腕…



返り血に染まる風神さんの着物……






クラリと目眩と吐き気がした。