顔を真っ赤に染め、ゆっくり俯くと
玲ちゃんが一息吐いて口を開く
「噂って怖いよねー」
「え…?どういう意味?」
玲ちゃんのいきなりの言葉に
なんとなく問いかける
「桜がどこかの令嬢だとか、
子供がいるとかなんとか」
「は、はあー!?」
玲ちゃんの言葉に驚き、
つい声が大きくなる。
令嬢でもない一般の母子家庭だし、
子供なんかいないし!
第一、誰の子を………
そう思われても仕方がない出来事に
思い当たるところがあって、
はぁー…と溜息をつく
「風神さん…顔…良いしね」
「ん、“風神さん”っていうの?」
なぜか楽しそうな顔の玲ちゃん


