「風神さん………?」



じろりと風神さんの方へ目をやる。




「言っておくが、俺が言ったわけではない」




表情一つ変えずに

キッパリ言いきる風神さん。



じゃあ誰が言うんだよ。




その時



「あー!涼さん!」




パタパタと入口の方へ

走っていく水流さん。




後ろを向くとそこに居たのは

水流さんにも負けないほど綺麗な女性。




「あら、いらっしゃい。
 風神さんと……桜さんやね」






か、関西弁…?