鬼の花嫁






「お前も、いつもとは
違った服を着ている」



ちらりとこちらを見る風神さん。




ま、まぁ…

普段、制服のままでいたり、

部屋着を着ているばかりで


あまりおしゃれをした格好を

していなかったからなぁ…はは。




…私って、お母さんと違って

美意識……ひ、低い……な………






「……綺麗だ」

「え………?」





いきなり聞こえた言葉に

ふと風神さんを見る。





「今……」

「ん?綺麗、と言っただけだが?」




サラッと涼しい顔をして

そんな事を言う風神さん。





「な、な………」





ふ、不意打ちなんてだめでしょー!!!