「狐に先越されぬよう、
 今から子作りでもするか?」




ニヤリと笑う風神さん。




「け、結構です!!」




バタバタと暴れるが

上から退けてくれない。



セクハラ鬼め!


節分には豆をぶちまけてくれるわっっ





「冗談だろう」

「じ、冗談に聞こえないです!貴方には前科がありますからね!いきなりチューして皆に夫だと言い回って私のブラウス引き裂」

「もう寝ろ。…疲れたのだ」

「聞け!話を」





その日は、

お…襲われることはなかったけど…



自分から頼んだのだけど

朝まで抱きしめられて眠る事はできなかった。