鬼の花嫁






「少し痛いかもしれんが我慢しろ」

「…はい」




透明なほんのり緑色の

塗り薬をベタリと塗る。





「っぅ…!!」




予想はしていたけど、

それよりもひどく傷に滲みて

つい痛みに顔を歪める。




そんな私を気遣ってか

丁寧に優しく塗ってくれ、


塗り終わってから

綺麗に包帯を巻いてくれた。





「痛ぁ…」

「この薬は即効性が強いからすぐ傷も治るよ」

「あ、ありがとうございます」




風神さんにお礼を言って

包帯の巻かれた傷口を見つめる。





(跡…残りそうだなぁ……)




そう思うと少し気分が下がる。




「痛むか?」




心配そうに問いかけてくる




「だ、大丈夫です!」

「そうか…。何かあれば俺や刹那に申せ」