鬼の花嫁








「大丈夫だ。こいつは信用していい…」

「え…あ、は、はじめまして!
よろしくお願いします」




そう挨拶しながらも

少し風神さんの言葉に引っ掛かる




“こいつは信用していい”…?




信用しちゃいけない人でも

いるというの………?




なんて疑問を抱きながらも

刹那さんと少し話してから食事を済ませ、


私はお風呂場へ向かおうと

廊下を歩いていた。





「んー今日も晩ご飯美味しかったなぁ」


<姫様>




ひとりごとを言っていると

ポツリと呟くように聞こえた小さな声



いや、直接頭の中に

話しかけられている様な…



不思議な感覚がして、

私は後ろ…つまり中庭の方へを振り向く。