優しい目に嘘はない。 黒瀬くんなら信じれる… もう!また涙とか出てくるし。 黒瀬くんの目を見ると涙が止まらない。 申し訳ない気持ちで全部話した。 黒瀬くんの周りの女先輩に嫌がらせを受けていた事。 俊がそれを助けてくれた事。 黒瀬くんを避け始めたらキッパリ嫌がらせが無くなった事。 もう何もかも… 言い終わった後でもっと早く言っとくべきだったと後悔した。 「…そっか」 そう言った黒瀬くんは下を向いた。